地域の乗合バスは昭和40年台から輸送人数の減少が長く続きましたが、超高齢化社会の到来と自家用車普及の飽和、環境問題に対する意識の高まりを背景に地域社会におけるその役割が見直され始めています。また、都市間交通を担う高速路線バスは総合的な利便性の向上と鉄道に対する低運賃、そして社会的認知度の向上を背景に年間延べ1億人を超える利用者の長距離移動手段に成長しました。
そのような事業環境の中で、私たちは現状に固執せず、安全性を確保した上で乗客の皆さまの視点で常に路線ネットワークを見直し、また住民に移動の権利を保障しようとする自治体のパートナーとして有機的な輸送機能を提供し、交通インフラの安全性と持続性を次世代に向けて維持することが出来るように絶え間のない変革に臨み続けます。
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